「働く場」そのものが「報酬」になりつつある
(2003/11/17)
会社の選択基準が能力・個性を重視している会社かどうか、となってきている。
03年の新卒新入社員に「会社を選ぶとき、あなたはどういう要因をもっとも重視しましたか」という質問を行った。最も多かった回答から下記に記す。
| 会社を選ぶとき、どういう要因をもっとも重視したか? |
| 自分の能力、個性が活かせるから |
30.1% |
| 仕事がおもしろいから |
20.0% |
| 技術が覚えられるから |
17.2% |
| 経営者に魅力を感じて |
3.9% |
| 一流会社だから |
2.5% |
| 福利厚生施設が充実しているから |
1.0% |
このような個人の能力、技能ないし興味に関連する項目に比べて、「一流会社だから」「経営者に魅力を感じて」「福利厚生施設が充実しているから」などは10%に満たない。
社会を知らない学生気分の若い社員の回答に意味があるのか、そう感じたたとしたら、あなたは時代に取り残される会社オンリー人間かもしれない。
高度成長期には会社選択基準は、常識のように「会社の将来性」がトップだった。まさにいまは“寄らば大樹”的なマインドから、自らの技能や能力の重視に時代が変化してきたことを物語っている。
働く者はそういった「働く場」そのものを会社が与える「報酬」と受け止めている。
こういう環境下でいい人材を確保するためには、企業は「当社ではこういう働く場が提供できる」ということをより具体的に示す必要がある。