松下幸之助の精神と経営理念は継承されているか?
現在の松下電器の経営戦略と松下幸之助の精神と経営理念との比較を考察した。
松下電器産業、中村邦夫社長は、「松下らしさ」をどう守るか、ということで経営理念の継承を強く訴えている。
- 松下幸之助や創業をささせた重鎮の言葉を引用し、訴えかけている。
- 時代の変化に対応するという意味で
「日に新た」ということを松下幸之助はよく言われた。
- 経営理念は変えてはいけないが、その時々の方針や方策は、不変のものであってはならない、変化に適応するというより一歩先んじていくべきと。
いっていることはもっともだし、否定すべき点はない。
- しかし、彼が、松下電器産業本体の社長としての立場でしか経営を考えていないように感じてならない。
- いまや、松下は松下電器産業だけではない、そして電器産業だけが松下ではない。
50年前の松下電器ではないのだ。
- 主体的な行動を求めた松下幸之助の言葉にしたがい、独自路線を歩んだ松下グループ企業も松下幸之助の精神を支柱に発展してきた歴史がある。
- そうしたグループ企業を強引とも思える手法で松下電器産業に集散させ、電器産業のみ果実を享受してはいないか?
- 1+1+1=2 にしかなっていないのではないか?
もし松下幸之助であったら
- 本当に中村邦夫の行う松下グループ縮小を伴うグループ統合や松下電工の子会社化を行ったであろうか?
- 「日に新た」「社員家業に徹する」というような松下幸之助精神が、もっと発展性のある舵取りをさせたのではないかと思えてならない。