西武鉄道・堤氏から学ぶ株式公開の意義
西武鉄道株が上場廃止になる。
有価証券報告書の株主記載に故意による記載不正があったとして、東京証券取引所は西部鉄道株を上場廃止とすることとした。
- いつかの記者会見で堤義明会長が「なぜ西武鉄道株を上場してしまったか?」と、上場する必要のないのにとのニュアンスをこめたコメントをしていた。
- 西武鉄道グループで上場しているのは、確かに西武鉄道と伊豆箱根鉄道のみ。
プリンスホテルもコクドも上場していない。
王国を築いてきた実力者が
- 16歳から社長になることを約束され、
- 大学卒業後23歳で代表取締役となって以来、
- 王国を築いてきた実力者が、
- 総会屋への利益供与事件で表舞台の役職を辞し、
- 今回の有価証券報告書の虚偽記載の責任を取って
- 西武鉄道や西武ライオンズ球団への影響力もなくした。
株式公開していなければ
- 彼にとっては、株式公開していなければ何も問題にならなかったのに、との思いがある。
- たしかに、株式公開していなければ株券が総会屋の手に回ることもなく、株主総会対策が必要ではなかっただろうし、もし株主総会で暴れる株主がいたとしても数の力で決することができる。
- 当然、多くの株主がいなければ、有価証券報告書を作成することすら必要ない。
- また、彼の中には、事業拡大の資金調達手段として株式市場が必要であったわけではないようだ。
- 土地などの含みを利用した資金調達に不足はなく、一時期世界一の資産家と称されていた。
支配権を永続したければ、
株式を公開などしないことだ。
- また、資金を必要としないのであれば、借りたり、株式を一般に開放しないことだ。
偉大な事業家が一人いなくなることの損失
- コンプライアンスの欠如、前近代的経営者などと彼を揶揄するジャーナリストがいたが、
- 出る釘は打たれる日本サラリーマン株式会社から偉大な事業家が一人いなくなることの損失も大きいと思うのだが・・・・・。