所得税の計算ができますか?自立するビジネスパーソンを目指して・・
(スキルアップ秘策)
今、給与事務担当者は年末調整でおおわらわだ。伝統的な季節感が薄れる中で給与事務担当者は北は北海道から南は沖縄まで日本全国共通に「年調」という季節感をあじわっている。
何も知らない社員の尻をたたいて所得控除についての書類を出させ、1年間の所得を確定し、税金計算を行う。
考えてみると妙な制度だ。家族や保険加入の状況を細かく把握して個人が納める税金を、なぜ会社が計算し、納めなければならないのか?
そもそも源泉徴収という制度がおかしい制度だ。
効率的に税の網をかける公の機関を助ける制度。社員はラクである代わりに「納税者感覚」を喪う。
実は源泉徴収制度は1940年に戦費調達のための手段として設けらた、とのことだ。また年末調整はわが国独自の制度で、諸外国にはない。
医療や年金など公の制度は大きく見直されるし、個人は国や企業からの自立化を求められているのに、税の世界は集める方も使う方も、国や企業におまかせ状態が続いている。
増税で白熱する論議も給与所得者にとっては現実感が乏しい。
それも源泉徴収や年末調整のせいだ。
抽象的なマニフェストは一刀両断すべきでは?
こういったことが国や社会のあり方への無関心を醸成しているのは間違いない。
もし税金を自分で計算し、現金で窓口に持参する仕組みしたら、その額の大きさを実感するとともに、政治家や役人に対する目は厳しくなり抽象的なマニフェストは一刀両断にされるだろう。
源泉徴収票(例の小さな紙のこと)が配布されたら、「支払金額」から「源泉徴収税額」が求められるかどうか、確かめてみるといい。
個人事業主のように「経費」や「控除」を感じることが、自立するビジネスパーソンの一要素だ。
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