上司と部下の関係と先輩・後輩の関係

中学陸上界で何人もの日本一の選手を輩出した中学教師を、ユニクロが店長教育の講師として招聘しているそうだ。
急成長したユニクロ店長は相対的に若く、同年代の店員を使うことになる。
このとき、店長は先輩の立場ではなく、上司として店員に接し仕事をさせなければならない。
この意識は店長マニュアルに書ききることは出来ず、日本一の選手を多く輩出した指導力から学ぼうというのだ。
代表取締役 矢島雅己
22年中学教師をしてきた彼は言う。
「先輩・後輩の関係は、渡ろうとする川のこちら側にいっしょにいて、どうやって渡るか、いっしょに考え行動する関係だ。これに対し、指導者と選手の関係は、指導者は川の向こうにいて、こちら側にいる選手が自らの力で川を渡れるよう指導する間柄なのだ」と。
川を渡るのは選手であり、選手の力で渡るしかないのだ
- その指導法は自ら目標を立てさせ、その目標達成のために行わなければならないことを自ら考え実行させ、目標をクリアさせる。
- 小さな目標をだんだんに大きくさせ、その達成の中でより大きな目標をクリアできるようになっていくようにする、のだという。
- 言うことはいたって明快。その通りと思うことだが、これを実行するための指導者の熱意は並大抵ではないはずだ。
根気良く自覚を促し、あきらめず継続させること
- これを自分のためでなく選手の力を伸ばすために日々行なうのだ。
- また、彼は言葉だけではなくノートや紙に書かせることをする。
- いつでも見返せるように、確認出来るようにするためだ。
上司と部下の関係は指導者と選手の関係でなければならない
- 上司が部下の仕事をいっしょにやることは出来ないのだ。
- 部下が自ら自分の力で仕事をし結果を出せるよう指導しなければならないのだ。
- ユニクロの柔軟な感受性が中学教師を迎えての店長育成につながっている。
- 上司としての役割は、まず川をはさんで部下と対峙していることから考えなければならないのだ。
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