英文履歴書(resume)は、単に日本の履歴書を英訳したものではなく、履歴書と職務経歴書の両方の要素を盛込んだ英文の書類で、就職用の書類として、セールスの要素が強いです。
アメリカでは履歴書のことをresume(レジュメと発音します)と言い、就職用にはresume1本と、通常は、それに加えてCover
Letterを付けます。
resume(レジュメ)という言葉は、要約を意味するフランス語からの借用語です。アメリカでは当初、resume(レジュメ)という言葉は研究論文の要約の意味で使われました。それが履歴の要約という意味でも使われだして、就職用などの書類の呼称として一般化しました。
(注)resumeをレジュームと、本来の英語流に発音すると、再開する(自動詞)・再開させる(他動詞)ことを意味し、さらにレジューム(動詞・名詞)というコンピュータ用語にも使われだしました。
履歴書の表記はアメリカでは基本的にresume一本です。ただしアメリカでも、学会関係や研究活動中心のところでは、CVという表記を使うのが一般的です。
一方イギリスでは、履歴書はCV(curriculum
vitae)という、人生の要約という意味での表記が一般に使われています。しかし数年前から、就職用の履歴書の表記として、単なるCVの他に、full
CV、detailed CV、career detail、full career、full career
detailとかの他の表記が、いろいろと使われてきております。
イギリスのCVは10年位前まではきわめて簡単なものばかりで、それこそ昔の日本の履歴書のように経歴がただ単に羅列されていただけのものでした。ところが数年前からがらっと変わって、イギリスのCVも、内容はアメリカのresumeに非常に類似した、セールス色の強いものになってきました。このために、応募資格についての詳しい情報を必要とする企業では、CV以外の表記を使うようになったと思います。
日本では、転職用に作られている一般的な職務経歴書を英文にしたものを英文職務経歴書と呼ぶことがあります。その英文職務経歴書に住所・連絡方法・関連学歴を追記して、職歴などを逆年次順に並び替えると、英文履歴書(resume)になります。