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職務経歴書の基本の形はこのようになります。

■日付
履歴書の日付と合わせ、応募書類を提出する日を書きます。
面接時に手渡しで書類を渡すのであれば面接日、郵送もしくはメール送付するなら投函日もしくは送信日。
職務経歴書の右上(いちばん上)に小さめのフォント・サイズで書きます。
職務経歴書に関しても、元号か西暦どちらかで統一するべきです。
職歴を西暦にするなら日付も西暦、職歴を元号にするなら日付も元号というふうにします。
いつからいつまでどこ(の企業)に所属していたかを履歴書で確認し、その会社の中でやった具体的な仕事の内容を職務経歴書で確認するというふうに、採用担当者は履歴書と職務経歴書を交互に見比べながら読んでいくという場合が多いので、日付の書き方(西暦・元号)は履歴書と職務経歴書で統一しておいた方が良いでしょう。
■氏名・ふりがな・年齢・性別・住所・電話番号・E-MAILアドレス
ひとまとめにして職務経歴書の右上に書くのが普通です。「日付」よりも下です。
ひとまとめにするときにバランスを 考え、フォント・サイズを調整してください。
性別は書かなくて結構ですが、書くとすれば氏名の横に、山田太郎(36歳・男性)と書きます。
氏名にふりがなを付ける場合は、山田太郎(やまだたろう)(36歳・男性)とするか、もしくは、ルビを付けましょう。
WORDで名前の部分を選択し、「書式」→「拡張書式」→「ルビ」で、ルビを付けることができます。
■学歴・資格・資格取得年月
学歴・資格・資格取得年月は履歴書にあるので、職務経歴書では必ずしも書く必要はないように思えますが、職務経歴書だけを熱心に読む採用担当者もいますので、学歴・資格は職務経歴書にも書いた方が良いでしょう。
書くとすれば職歴の下です。
学歴は最終学歴のみを書きましょう。
例)
学歴:上智大学外国語学部英語学科卒業
資格:TOEIC 920点(平成19年7月)
■職歴
職歴は従事した企業の数だけ書きます。
たとえば勤めた企業が10社あるなら職歴も10です。
これをすべて書くと職務経歴書は5枚6枚…と増えていってしまいます。
職務経歴書は2枚程度にまとめるべきですから、数が多くなるのは好ましいことではありません。
日本では転職回数が多い、職歴が多いというのはマイナス評価される場合が多いのですが、この職歴そのものを“職務経歴書の編集”によって「省略」するのは、不適切です。
「省略」を行うのは主に業務内容で、それもまったく書かないということではなく、“すべてを詳細に書くのではなく、できるだけ簡単に述べるに止まる”という意味です。職歴の基本的な形は、以下のようになります。
◇企業情報
いつからいつまで何という企業に所属していたか、その企業はどのくらいの規模で、どんな事業を行っているのかを書きます。
事業内容とは企業が収益を上げるために行っていることで、業務内容とはその人がその企業の中で行っていた仕事の内容です。
企業名・入社年月・退社年月
資本金・売上げ・従業員数・上場区分
事業内容 |
◇業務情報
企業情報に書いた企業の中で、どんな部門のどんなポジションにいたか(アシスタント・スタッフ・マネージャー・ディレクターなど)、そこで具体的にどのような仕事をしていたのかを書きます。
正社員・契約社員の場合は雇用形態を必ずしも書く必要はありませんが、派遣社員・業務請負は書いておいたほうが良いでしょう。
契約社員の場合はそれを書くことによって、「契約期間満了のため」という退職理由にスムースに繋がります。
業務内容は、実際にやっていた仕事の内容を書くことになりますが、だらだらとした文章で説明するのは良くありません。
箇条書きが基本です。名詞をカンマで区切って並べるようにし、文章は避けます。どうしても文章で説明したい場合は、体言止めにすることをお薦めします。
体言止めとは、文章の最後を名詞(句)で結び切りにすることです。
| 悪い例 |
お店に来たお客様に最新機種の携帯電話をお薦めし、機能を説明したり、質問に答えたりして、買っていただきます。
電話などで文句を云われたりすることもありますが、そういう時はお客様の話をよく聞き、丁寧に説明することで理解していただきます。
空いた時間には請求書のコピーや領収書などをフラットファイルに挟んで(できるだけ揃えるようにして)整理しました。 |
| 良い例 |
携帯電話の販売、クレーム対応、ファイリング |
業務内容を箇条書きにするというのは、こういうことです。
一言で済んでしまいます。
あまり書くことがなくて困るという方は、「工夫したこと」なども盛り込んで、文章で説明してもかまいません。
どこの企業でもそうですが、問題点の指摘は誰にでもできますが、問題の解決は誰もができるわけでもなく、また、やりたがりもしません。
「あれ、プリンターに紙がないねえ」と叫ぶ(←問題の指摘)
に対して
実際にプリンターに紙を詰める(←問題の解決)
というわけで、これは簡単な例ですが、“問題の解決”をする人は高く評価されますので、職務内容にボリュームを持たせたいのであれば、どういう問題に対してどういうことをやって解決してきたかを書くのも有効でしょう。
また業務内容(仕事の内容)の後に、その仕事を行った結果得られた成果を示すとGOODです。
たとえば営業系で成約まで結び付けられなかったとしても、1日に何件電話をし、何件訪問し…という具体的な数字を示すべきでしょう。
■職歴の要約(概要)・志望動機
冒頭に書きます。要するにこの人はどういう人なのか、何をやってきた人なのか、何ができる人なのか、ということが直ぐに分かるような要約を書きます。
ここを読んで興味がないと思われれば、その後は読んでもらえません。
職歴の要約は、採用担当者に詳細な職務内容を熱心に読みたいと思わせるための動機付けを与える任務を帯びます。
職務の概要が企業の求人ニーズと合致することを云えば、志望動機にも繋がります。
「何をやってきた」「何ができる」→「だから、貴社の〜に貢献できる」という流れです。
■自己PR
人材紹介会社や求人企業の採用担当者が職務経歴書を読むとき、求職者の年齢・キャリアによって力を入れて読む部分が異なります。
求職者が30代40代…で既に相当なキャリアを持っている場合は、自己PRは必要ありません。
書いてあっても問題ありませんが、その内容にはあまり興味をもたれません。重視するのは、具体的な職歴で、その人が何をやってきたか、何ができるかという部分に注目されます。
一方、求職者がまだ若く、キャリアがない、もしくは浅い場合は、具体的な職歴よりも自己PRに注目は集まります。
20代でほとんど職歴がないような方は、自己PRに力を入れて書いてください。
自己PRは、自分がどんな資質を持った人物であるのかということをアピールし、だから、今後その企業に貢献できるということを採用担当者に納得させることを狙いとします。性格・性質・習慣・長所など「資質」ということになると、どうしても抽象的な内容になってしまいます。
そこは抽象的な内容でも構いませんが、なぜそう云えるのか、という根拠は具体的であるべきです。
また、「〜だと思います。」とせず、「〜です。」と言い切ってください。
| 悪い例 |
(特に根拠はないけれど)私はコミュニケーション能力が高い方だと思います。 |
| 良い例 |
私には高いコミュニケーションスキルがあります。
アルバイトで1日5件程度のクレーム対応をし、20名以上の初対面の人を会員勧誘していました。
登録実績は40名に1名の割合でしたが、これは社員の平均値を上回る数字です。 |
■退職理由
企業が人材を採用するとき、長く続くかどうかも重視されます。
某大手転職サイトに求人広告を出せば、2週間で180万円(!)かかります。
採用コストはばかにならないので、採用するからには長く続けて欲しいのは当然です。
この人物が長く続く人なのか、すぐに辞めてしまう人なのか、応募書類のどこを見れば分かるでしょうか。
そうすると、目が行くのはやはり転職回数です。ここで転職回数の多い人は「またすぐに辞めるのではないか」と思われて不利になります。
しかし、転職(退職)の理由次第では、ある程度それを回避できるものです。
転職回数が数回あっても「それは仕方がない」と思わせられるような理由であれば、多少転職回数が多くても問題になりません。
一方、「そんなことで転職するのか」と思われるような理由を書けば逆効果になります。
| 悪い例 |
上司と合わなかった
嫌いな同僚がいた
やりたくない仕事をさせられた |
| 良い例 |
給与日に給与が振り込まれなかった
毎年年収が5%ずつ下がって生活できなくなった
毎日終電で体調を崩し入院した |
| どちらとも言えない |
スキルアップなど自分を高めるため |
「スキルアップなど自分を高めるため」は微妙です。
求職者としては前向きで良い退職理由に思えますが、採用企業の立場からすると、「うちの会社も成長の土台にされるだけ」「スキルアップしたら、また次の職場に移って行ってしまうのではないか」と思われかねません。
相手がどう思うかを考えて書くべきです。嘘を書かないことと何もかも正直に白状することは同義ではありませんから。
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